健診バイトTOP > 健診バイトのお役立ちコラム > 結婚、出産前後の医療現場への復帰の悩み > 臨床検査技師が産休・育休の復帰の際に気を付けること
臨床検査技師の男女比率は、男:女=3:7だと言われています。女性が多い理由としては、検査によっては衣服を脱いだり、肌に触れたりと、女性独自の検査項目があるためだと言われています。
女性が多い職種ですので、女性のための福利厚生がしっかりしているところが多いようです。
そのため、産休、育休後に復帰する人は比較的多いようです。
今回は臨床検査技師が産休・育休からの復帰する際に役立つ情報をご紹介します。
一般的に産休は予定日の6週前から産後8週の計14週になります。産休は母体保護法により取得が義務づけられておりますので、申し出れば必ず取得できます。
育休は産後9週目から子どもが1歳になるまでですが、勤務先との調整が可能です。一般的に産休・育休をフルで取得できた場合、一年以上休業することになります。
産休・育休制度に休業期間中の給与に関する法律はありません。休業中の給与は支払われないことが多いようです。事前に雇用規約を確認しておきましょう。
多くの女性は出産や育児によって休業制度の利用を余儀なくされます。そんな方のために「出産手当金(健康保険)」「育児休業給付金(雇用保険)」などがあります。このような制度について事前に確認しておきましょう。
医療は日々進化していますので、長期休業を取得することによって業務に支障をきたす恐れがあります。復帰を希望しているのであれば、ブランク期間中も勉強を続けるとともに、復帰後には今まで以上に努力しなければなりません。
育休中は子どものペースに合わせて生活しなければいけません。子育てのための休暇なので、子どもとの時間を大事に過ごしましょう。
診察券や保険証、母子手帳などをしまう場所を決め、その他、子供用の食事やオムツ、着替えなど、子どもに必要な物をわかりやすい場所に整理してまとめておきましょう。
自分が勤務中に子どもに何かあったら、家族などの手を借りなければならない場合があります。準備しておくことで、スムーズに対応してもらうことができます。他にも、保育園やシッターさん、タクシーなど必要な連絡先を把握し、メモしておきましょう。
臨床検査技師の場合、急な連絡を受けられない場合やすぐに手が離せない状況が多くあります。そんな時、夫婦で協力することが大事です。お互いに仕事の状況を把握し、交互に早退や休みを取りながら対応するとよいでしょう。
保育園や幼稚園では、体調不良の子どもは預かってくれません。また、途中で熱が出た場合なども迎えに行く必要があります。お互いにどうしても時間が作れない場合、両親やシッターさんに頼むなど、信頼できる人の手を借りることも重要です。
復帰後は決まった時間内に仕事をこなす工夫が必要です。しっかりとスケジュールを立てて、仕事を進めましょう。計画や事前準備、根回しなどをしっかり行えば、臨床検査技師として子育てと仕事を両立することは十分に可能であるといえます。