健診バイトTOP > 健診バイトのお役立ちコラム > 結婚、出産前後の医療現場への復帰の悩み > 放射線技師として復帰する時に事前に確認しておくべきポイント
診療放射線技師は、放射線を用いた検査・治療・研究を行います。高度で複雑な機器を操作する職種なので、高い専門性とスキルが必要です。そのため、病院などの医療機関では、非常に重要な役割を担います。
今回は、診療放射線技師が長期休業から復帰する際のポイントをご紹介します。
診療放射線技師は病院等の医療現場に従事することが多いですが、原子力発電所、医学研究所、放射線機器メーカーなどで働くことも可能です。医療技術の高度化が進む昨今、診療放射線技師が担う役割は徐々に増えています。
病院や診療所勤務の場合、一般的なレントゲンやCT、MRI、PETなどの機器を使用します。メーカーなどで働く場合は、放射線を使った研究開発を主に行います。
診療放射線技師は病院や診療所などの医療現場において、正社員として雇用されることが一般的です。勤務時間は比較的規則正しく、医療機関で働く場合でも、残業が毎日何時間もあるといった心配はないでしょう。
ただし、救急病院や大学病院などでは休日や夜間勤務がある場合があります。また、新人は機器の勉強や病院外、勤務時間外での研修がありますが、一般企業の現状から考えると、比較的働きやすい環境が整っているといえます。
診療放射線技師の勤務形態は基本的に週休2日制、夏期休暇や年末年始はもちろん、有給休暇もあります。福利厚生はしっかりしているため、長期休業を取得しやすい傾向にあります。しかし、専門的な職種のため、人員補充に時間がかかる場合があります。休業を希望する場合は、迷惑がかからないよう、事前に相談する必要があります。
診療放射線技師は病院内や社内で数少ない貴重な存在のため、優秀な人材を確保しておきたい病院や企業が多いようです。そのため、育児中の勤務形態が配慮されています。
長期休業希望者が出たら、病院や企業は非常勤職員を雇うなどの対応をします。しかし、人手が足りている場合は、増員せずに対応する場合があります。どちらの場合でも、職場に迷惑がかからないよう、引き継ぎなどをしっかりと行いましょう。
長期休業を希望しているのであれば、復帰の際の条件を詰めていかなければなりません。雇用形態はもちろん、給与、有給、福利厚生などを確認しておきましょう。休業後にトラブルにならないよう、諸条件をしっかり詰めておく必要があります。
診療放射線技師としての知識や経験は、多少のブランクがあっても必ず役に立つスキルです。周りとのコミュニケーションを大切にし、働きやすい環境を作ることがスムーズな復帰のためのポイントです。