健診バイトTOP > 健診バイトのお役立ちコラム > 結婚、出産前後の医療現場への復帰の悩み > 看護師が産休・育休の復帰の際に気を付けること
多くの女性看護師は、結婚や出産などを機に職場を離れる事を考えるでしょう。そのまま家庭に入る方もいますが、子どもが成長したり、生活が安定してきたところで復帰したいと考える方もいます。しかし、子育てをしながら働くことには不安要素が多く、看護師として復帰に踏み込めない方が多いようです。今回はそういった方の為に心強い情報をご紹介します。
看護師が休業後の復帰をためらう大きな理由は、ブランクに対する不安だと言われています。例えば、産休で休業した場合、産後数ヵ月で復帰する方もいますが、育休期間を最大限利用すると1年以上のブランクがあるため、元の職場に戻りづらいと感じてしまう方が多いようです。
看護師という命に関る仕事への責任感も余計に不安にさせる要因かもしれません。しかし、看護師の資格や積んできたキャリアは一生ものです。たとえ結婚や出産で一時的に職を退いたとしても、職場復帰することは十分に可能だと言えます。
近年では、ブランクのある看護師のために研修制度を設けている病院が多くなりました。また、復帰支援セミナーを開いているところもあります。他にも、日勤のみのシフト制や時短勤務など、家庭を持った看護師に配慮する病院や院内に24時間託児所を設けている病院が増えています。
医療は日々進歩しており、一度現場を離れると勉強し直さなければならない場合があります。医療の現場に対応するためには、ご自身の努力が必要不可欠です。
復帰する際は、新人の時のような謙虚さを忘れないようにしましょう。産休前に蓄えた知識や経験は情報として古い可能性があることをしっかりと認識し、確認を怠らないことが大切です。最初は大変かもしれませんが、やる気さえあれば、すぐに現場の感覚を取り戻すことができます。
復帰が近付いてきたら、復帰するためにいろいろと準備を始める必要があります。子どもの託児所や保育園への手続き、送迎は何時に誰が行うのか、延長保育や早朝保育の有無などを調べておく必要があります。看護師の場合、仕事が長引いてしまうことがありますので、そういった際に問題なく対応してくれる施設を選ぶとよいでしょう。
子どもが熱を出したり、怪我をしたなどの事態が起こった時に迅速な対応ができるよう、準備しておくことが大切です。子どもの身に何かあった場合、自分を通して職場に影響が出ることを忘れてはいけません。しっかりと対策しておくことで、復帰後の仕事がよりやりやすくなります
子どもが小さいときは長時間での勤務ではなく、一日3~5時間程度の勤務の方が多くいるようです。短時間の勤務であれば、金銭的に余裕がうまれますし、大きなブランクにならずに済みます。
また、夜勤や準夜勤をなくし、日勤だけにしたり、出勤日数を減らす方もいるようです。子育て期間は体力的にも精神的にも疲れやすく、思うようにいかない事が多々あります。勤務先との話し合いをし、無理をせず自分に合った労働時間、勤務形態で働くようにしてください。
多くの女性が出産・育児に不安を抱えています。しかし、仕事と家庭を両立することは難しいことではありません。周りと連携を取りながら、自分に合った働き方ができれば、より充実した子育て生活を送ることができるでしょう。